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 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は9日、日曜日恒例の「正午の祈り」の中で広島・長崎の被爆70年について、人類が科学技術を誤って使った結果引き起こされたとして、「戦争を拒絶し、核兵器や大量破壊兵器を廃絶するように、との人類への警告だ」と核廃絶を訴えた。

 法王は「長い時間がたっても、この悲劇は恐怖と嫌悪を呼び起こす」と指摘。悲しい記念日を機に世界が和平へ向けて動くべきだとして、「戦争や暴力に『ノー』を、対話と和平へ『イエス』を」と呼びかけた。

 法王は昨年12月、トルコ訪問からの帰路の機中で記者会見し、「広島と長崎から、人類は何も学んでいない」と述べ、「もし終末的なことが起きれば、人類は再び一から始めなければならない。広島と長崎がそうしたように」と核廃絶が進まない現状を強く批判していた。(ローマ=山尾有紀恵)

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