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 520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機事故から12日で30年。墜落した群馬県・御巣鷹(おすたか)の尾根のふもとで11日夜、遺族らが灯籠(とうろう)流しをした。「忘れない」「空の安全を」と書かれた大小300個の灯籠が川面に浮かび、離れた地でも遺族が家族をしのんだ。

11歳の次男亡くした夫婦「少しでもそばに」

 東京都大田区の滝下政則さん(75)、妻の史代さん(72)は「家族仲良く元気でいられるように見守って下さい」と書いた灯籠をそっと川面に浮かべた。

 事故で次男の裕史君(当時11)を失った。運動会で応援団長を務めた一方、史代さんのひざの上でテレビを見る甘えん坊。プロ野球選手が夢で、兵庫県の親戚宅に一人旅で向かう前に「甲子園で高校野球を見たい」と話していた。

 事故から9日目、見慣れたうなじを残した頭部の一部が見つかった。毎週、遺体安置所に通い、赤いスニーカーをはいた足が2カ月後、腕が4カ月後に見つかった。「これで大好きな野球が出来るね」。軽い骨つぼを手に2人で涙した。

 年3回、慰霊登山を続けてきた。コーラやオレンジジュースだったお供えは成人するはずの年、缶ビールに変わった。「どんな大人になったか想像するけど、ずっと顔は11歳のままなんです」と史代さんは話す。

 政則さんは心筋梗塞(こうそく)を患い、慰霊登山は今年で最後かもしれないと思う。だが、車で登山口までは行き続けるつもりだ。「少しでもそばにいてあげたい」

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