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 首相官邸の屋上で小型無人飛行機(ドローン)が見つかった事件で、威力業務妨害などの罪に問われた福井県小浜市の無職山本泰雄被告(40)の初公判が13日、東京地裁であった。被告の弁護人は、官邸の屋上に落下したドローンへの官邸職員の対応は「官邸の管理業務そのもので、業務妨害には当たらない」として無罪を主張した。

 弁護人は「原発再稼働に反対する表現行為で、違法性はない」とも述べた。起訴内容について山本被告は、官邸上空までドローンを飛ばしたことは認めたが、「落下は確認しておらず、威力業務妨害になるかもわかりません」と述べた。

 検察側が証拠請求した供述調書によると、山本被告は「脱原発を訴えるために、原発の敷地内で発炎筒をたこうと考えたが、より注目される方法として官邸を思いついた」という。

 被告の起訴内容は、4月9日午前3時40分ごろ、東京都港区の駐車場から、放射性物質を含む土砂を入れた容器や発炎筒を載せたドローンを遠隔操作で首相官邸の屋上に落下させ、4月22日に発見した官邸職員らの業務を妨害した、とするもの。