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 熊本市議会の都市整備委員会は、18日から予定している視察で、委員の授乳が必要な子どもの同伴を認めた。議会事務局が全国の県庁所在地市と政令指定市の議会に問い合わせたところ、視察に乳幼児を同伴させたケースはなかったという。

 「子連れ視察」が認められたのは、4月に初当選した緒方夕佳市議(40)=東区選出=。1歳10カ月の長女に授乳が必要で、2泊3日の視察で離れることは難しく、同行の願いを原亨委員長らに申し出ていた。

 視察は18~20日、東京都世田谷区と金沢市を訪れ、空き家対策などを調べる。緒方市議は視察中、私費で連れて行った女性にホテルや公園などで長女の世話をしてもらうという。

 熊本市議会事務局によると、乳児を伴う議員活動についての規定はない。今回は委員長や他の委員が認めたためで、今後も「その都度、視察内容に応じて委員会で判断する」という。

 緒方市議は「今回は前向きに考えてもらった。子育て中の女性も議員活動がしやすい環境づくりに、道を開くことにつながれば」と話した。(奥正光)