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 英国に拠点を置くシリア内戦の反体制派NGO「シリア人権監視団」は17日、アサド政権軍がダマスカス近郊のドゥーマを16日空爆し、子ども4人と女性3人を含む96人が死亡し、240人が負傷した、と発表した。死傷者のほとんどは民間人としている。

 監視団などによると、ドゥーマはダマスカス中心部から北東約15キロにある反体制派の拠点で、政権軍は市場を断続的に複数回にわたって空爆した。今回の空爆は過去最悪の規模で、死傷者はさらに増えるとみている。

 米欧やトルコが支援するシリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」のハーリド・ホジャ議長は同日、「政権軍による市民の大虐殺」と非難し、国際社会にアサド政権の「人道に対する罪」を問うよう呼びかけた。

 シリア内戦は5年目に入り、アサド大統領は先月下旬、政権軍の兵員不足を認め、政権の拠点都市を守るため、別の地域の保持を断念せざるを得ないとする異例の演説をした。ダマスカスは政権の「おひざ元」だが、反体制派による迫撃砲攻撃が最近激化し、政権軍は近郊の反体制派拠点を狙った空爆を続けている。(イスタンブール=春日芳晃

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