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 お盆休みでにぎわう東京・池袋の繁華街で、通行人が暴走した乗用車に次々とはねられた。現場には血まみれのタオルが散乱し、騒然となった。

 「男性があっという間に宙に吹き飛ばされた」。近くにいた東京都豊島区の女性会社員(24)は、車が衣料品店に突っ込む様子を目撃した。「逃げる間もなかった。車が人にぶつかるような音と、店にぶつかる大きな音が響いた。警察官が到着した後、男性が車から引きずり出されるように出てきた」と振り返った。

 池袋署によると、乗用車は地下駐車場を出た後、Uターンする本来の進行方向に向かわず、対向車線を逆走する形で歩道に乗り上げたとみられる。衣料品店に突っ込んだ前部は大破し、フロントガラスも粉々にくだけていた。

 店の前では当時、多くの人が信号待ちしていた。埼玉県久喜市の男性会社員(22)は「池袋駅の方向から乗用車が60~80キロぐらいのスピードのまま突っ込んできた」。埼玉県の男性会社員(22)は「『バン』というものすごい爆発音がして、振り向くと何人も倒れていた」と話す。

 池袋では昨年6月にも、乗用車が暴走し、7人が死傷する事故があった。近くの飲食店従業員の男性(25)は「自分が巻き込まれたかもしれないと思うと、怖い」と話した。