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 東京・池袋の繁華街で乗用車が暴走し、5人が死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法違反の疑いで逮捕された男はてんかんの持病のあることが警視庁への取材で分かった。発作が引き起こす意識障害が事故につながった可能性があるとみて、同庁は18日朝、男を同法の過失運転致死傷ではなく、危険運転致死傷の疑いで送検した。

 逮捕されたのは、東京都北区王子3丁目、医師の金子庄一郎容疑者(53)。16日夜、池袋駅前で地下駐車場から地上に出た後、暴走し、歩道にいた5人を次々とはねた疑いがある。女性(41)が死亡し、男女4人が重軽傷を負った。

 池袋署によると、親族や主治医の話から、金子容疑者にはてんかんの持病があることが判明。月に1度のペースで通院し、1カ月分の薬を処方されていた。主治医は署に「10年ほど前から通院している。服薬を怠れば意識障害が起きる可能性はあるが、薬を飲んでいれば運転は可能」と説明しているという。

 一方、金子容疑者は「居眠り運転をしていた。気づいたらぶつかっていた」と供述しているといい、署は、持病や服薬と事故の関係を慎重に調べている。