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 中国・天津市の「浜海新区」で12日に起きた爆発事故で、大気中などから神経ガスが検出されていることが消防当局の話で明らかになった。国営中国中央テレビが19日までに伝えた。

 同テレビが17日、北京公安消防総隊副参謀長の話として、爆発現場の周辺を調べた結果、「神経ガスが検出された」と報じた。これを受け、中国国内メディアも19日に一斉に報じ、地元住民らを中心に人体にどの程度影響を及ぼすのかなど、不安が募っている。

 天津市はこれまで現場近くでシアン化ナトリウム約700トンを確認したと公表。大気中で基準値をわずかに上回るシアン化水素を検出したほか、廃水からも基準値を超えるシアン化合物を検出したとしていたが、神経ガスについては公式に説明していなかった。(北京=倉重奈苗)