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 農林水産省は19日、北海道網走市内のジャガイモ畑で、害虫「ジャガイモシロシストセンチュウ」を国内で初めて確認したと発表した。植物の根から侵入して枯死させるが、寄生されたジャガイモを食べても人体には影響はないという。

 農水省によると、このセンチュウは体長1・2ミリ程度で、ジャガイモなどナス科の植物に寄生する。今回は網走市内の一部地域にある複数のジャガイモ畑で見つかった。北米や欧州などの発生地から土壌と一緒に入ってきた可能性が高いという。卵は乾燥・低温に強く、20年以上土の中で生き延びることができるため、根絶が難しい。

 農水省は、土壌の移動防止で拡大を防げるとしており、徹底と発生範囲の特定を北海道庁に求めた。

 国内ではこれまで、類似種の「ジャガイモシストセンチュウ」が1970年代から発生しており、大発生すると作物の収量は半分に落ちるという。