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 仮想通貨ビットコインを巡る事件で、顧客からの預かり金約3億2100万円を着服したとして、警視庁は21日、コイン取引所運営会社の最高経営責任者(CEO)マルク・カルプレス容疑者(30)を業務上横領容疑で再逮捕し、発表した。「後で返すつもりだった」と容疑を否認しているという。

 捜査2課によると、カルプレス容疑者は2013年10月上旬、経営するマウント・ゴックス(東京、破産手続き中)の銀行口座にあった顧客の預かり金約3億2100万円を横領した疑いがある。ソフト関連会社の事業買収費(約3億1500万円)や自身の高級ベッド代(約600万円)に使った、と捜査2課はみている。この口座からは13年4月~14年2月、計10億円超が出金されていた。

 カルプレス容疑者の弁護人は、買収費は3Dソフト事業のため、高級ベッドは社用のゲストルームのためで「いずれも正当な支出だ」と主張している。

 カルプレス容疑者は、自身の現金口座の残高を100万米ドル(約1億2400万円)水増ししたとして、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕されたが、東京地検は21日、この事件について処分保留とした。