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 北朝鮮による韓国への砲撃を受け、米韓両軍が17日から韓国で実施している合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」を一時中断して対応を協議していたことを、米国防総省のシアー次官補(アジア・太平洋担当)が21日の会見で明らかにした。北朝鮮によるさらなる軍事行動を念頭に、米韓両軍は厳戒態勢を敷いている。

 シアー氏は演習について「砲撃をめぐり韓国側と調整するために一時中断したが、すでに再開して計画通り進めている」と説明した。その上で「米軍が朝鮮半島において適切な抑止力を確保する」として、米軍が厳戒態勢を維持していくことを強調した。

 北朝鮮は韓国に対し、22日夕までに北朝鮮に向けられた拡声機による軍事放送を中止しなければ軍事行動に出ると警告している。シアー氏は「地域の平和と安定を脅かす言動を控えるよう北朝鮮に求める」と批判。「情勢を懸念し、注視している」と述べ、韓国軍と緊密に連絡を取り合っていることを明らかにした。(ワシントン=峯村健司)