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 足を切断して義足を使う人に、パラリンピック金メダリストが走り方を教えるランニングクリニックが22日、東京都内であった。ドイツの義肢装具メーカー「オットーボック」が、競技者だけでなく、誰でもスポーツを楽しめる環境作りを進めようと昨年から世界各国で開いており、日本でも初めて開催した。

 けがや病気で片足を切断した10~50代の男女12人が参加。切断後に走るのは初めてだという人もいた。指導したのは、ロンドン・パラリンピックの男子100メートル(片大腿(だいたい)切断クラス)で金メダルを獲得した独のハインリッヒ・ポポフ選手(32)。カーボン製で弾力のあるスポーツ用の義足を使い「腕を大きく振って、全身を使って走るんだ。義足にとらわれないで」とアドバイスした。

 2歳の時に病気で左足を切断したという東京都文京区の中学1年、浦田愛美(まなみ)さんは「義足で地面を蹴るように走れば速くなると教えてもらった」。水泳も得意だといい、陸上と2競技で東京パラリンピックに出たいと夢を膨らませた。(斉藤寛子)