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 最後のブルートレイン、寝台特急「北斗星」が23日午前、札幌からの最終運行を終えてJR上野駅に到着した。半世紀以上にわたり各地を結んだブルートレインの歴史は幕を閉じた。

 北斗星は定刻通りの午前9時25分ごろ、満員の乗客188人を乗せ、ゆっくりと上野駅13番ホームに。約15分後に回送列車として駅から離れる際には、約2500人のファンから「ありがとう」「お疲れさま」といった声があがった。

 午前7時ごろからホームで待ち構えていた新潟市の会社員前園由起夫さん(53)は13回乗車したという。「昭和の名残があり、乗るとほっと安心できた。心のふる里が消えるようで寂しい」と話した。

 ブルートレインは1958年に青色の客車が投入された「あさかぜ」(東京―博多)が元祖。北斗星は88年3月、青函トンネル開業に合わせて登場し、豪華な個室や食堂車が人気を集めた。JR東日本は客車の解体を予定していたが、複数の譲渡希望が寄せられており、再検討するという。(東郷隆)