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 第2次世界大戦中、台湾人は日本人として「祖国」のために戦った――。台湾の李登輝元総統(92)が日本の雑誌に寄稿した内容に、当時中国で日本と戦い、その後台湾に移った与党・国民党が猛反発している。同党の総統候補、洪秀柱(ホンシウチュー)氏から「私が負けたら、台湾は日本に売られる」との発言まで飛び出した。

 台湾は日清戦争の結果、1895年から1945年まで日本に統治された。旧制台北高校から京都帝国大学に進み、日本軍に従軍した李氏は、月刊誌Voice(9月号)に寄稿。「70年前まで日本と台湾は『同じ国』だった……台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」「当時われわれ兄弟は、紛れもなく『日本人』として、祖国のために戦った」などとした。

 寄稿内容を台湾紙が取り上げると、抗日戦争勝利の記念行事開催に力を入れる馬英九(マーインチウ)総統は20日夜、「台湾を裏切り、人民を辱める発言」と激しく批判。李氏に発言の撤回と謝罪を求めた。中国との統一派とされる洪氏も繰り返し批判しているほか、同党立法委員からは李氏が元総統として受ける礼遇を剝奪(はくだつ)すべきだとの声が上がる。

 騒ぎになった背景には、戦前に…

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