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 イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが昨年7~8月の戦闘の停戦に合意して1年が経った。ガザ側で市民ら2200人以上、イスラエル側で兵士ら70人以上が死亡。ガザでは9万戸以上の住宅が被害を受けたが、イスラエルやエジプトによる境界封鎖の影響で建築資材が足りず、10万人超が避難生活を続ける。再建はほとんど進んでおらず、復興への道は遠い。

 国際社会は昨年10月のカイロでの復興会議で35億ドル(約4200億円)の支援を約束したが、世界銀行の報告によると4月までに支払われたのは10億ドルに満たないという。学校を運営する国連機関はかつてない財政難に見舞われ、教職員団体のストライキで24日に予定された新学期の授業開始が遅れる事態となった。

 国連機関の最新の調査結果では、1歳未満の乳児死亡率が50年ぶりに上昇に転じた。長引く停電の影響で1日に電気が使えるのは平均6~8時間。失業率は43%と世界最悪の水準で、若年層では6割を超えた。人口約180万人の約半数が食料支援を受ける。

 住民の不満の高まりを背景に、過激派組織「イスラム国」(IS)支持のイスラム組織がイスラエルとの停戦に合意したハマスとの対立を深め、若者らの支持を集めている。5月以降、イスラエルへの複数回のロケット弾攻撃に関与したと主張している。(ガザ=渡辺丘)

1歳の娘、名は「天使」

 停戦から1年のガザでは変わることのない苦しみの中に、必死で希望を見いだそうとする人々がいた。

 戦闘中の昨年7月、ガザ北部ベ…

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