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 国立科学博物館は1日、科学技術の歴史上重要な成果として保存する重要科学技術史資料(未来技術遺産)に、犬型ロボットAIBOや、夏目漱石の小説にも出てくる胃腸薬など25件を登録すると発表した。

 AIBOは、ソニーが1999年に家庭用ロボットとして発売。感情を表現したり、人との対話で学習したりする機能を持ち、ロボットを生活の中に取り込んだ。選定理由で「新たな科学技術分野の創造に寄与した」と評価した。

 胃腸薬タカヂアスターゼは、高峰譲吉が1894年に発見した消化酵素を商品化し、世界各国で発売された。現在売られている胃腸薬の成分にも含まれている。小説「吾輩(わがはい)は猫である」では、胃弱な「主人」が「大飯を食った後」に服用する様子が書かれている。漱石本人も飲んでいたという。

 このほか、国産初期の8ビットパソコンやレーザーディスクプレーヤー、国産蓄音機なども登録された。2008年度に制度が始まった未来技術遺産の登録は、今回で計209件となった。(須藤大輔)