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 トヨタ自動車グループが今年1~7月に世界で販売した新車台数が、独フォルクスワーゲン(VW)グループを上回り、世界首位に立った。1~6月ではトヨタが上半期として4年ぶりに首位を譲っていたが、7月は中国の景気後退の影響でVWの販売が大きく落ち込んだ結果、再逆転した。

 トヨタは28日、グループ(ダイハツ工業、日野自動車含む)の1~7月の世界販売台数が、前年同期比1・5%減の586万5千台だったと発表。公表済みのVWグループの約583万台(前年同期比1・0%減)を約3万台上回った。

 上半期ではVWがトヨタに2万台の差をつけ、初の世界首位に立っていた。だが、7月はトヨタがVWを約5万台上回り、この差をひっくり返した。VWは、トップシェアを握る世界最大市場の中国で、販売が前年同月より約4万台(約13%)の減少。一方、トヨタは販売を大きく伸ばした。

 明暗が分かれた両社だが、トヨタは8月に、天津市の爆発事故の影響で同市内の主力工場が一時停止を余儀なくされた。トヨタは2014年まで3年連続で世界一だったが、15年にどちらが首位になるかは、依然予断を許さない状況だ。(友田雄大)