[PR]

 内閣府は29日、「インターネット上の安全・安心に関する世論調査」を公表した。ネットの利用に「不安がある」「どちらかといえば不安」と答えた人は56・4%に上り、8年前の前回調査より11ポイント増えた。「不安はない」「どちらかといえば不安はない」は、36%で、前回に比べ0・3ポイント減と、ほぼ横ばいだった。

 ネット利用が「不安」「どちらかといえば不安」「どちらかといえば不安はない」と答えた人に、具体的に不安に感じるものを聞いたところ(複数回答)、「コンピューターウイルス感染による個人情報の流出」がトップで77・3%。「パスワードなどが無断で他の人に利用される不正アクセス」(61・4%)、「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」(49・5%)と続いた。

 インターネット利用者が交流するウェブサイト「コミュニティーサイト」について「見たこと、あるいは実際に利用したことがあるか」は、「ある」は35%だった。ただ、年齢別にみると、20代は「ある」が74・8%、30代は67・5%、40代は51・3%と、それぞれ過半数に上った。

 「我が国の企業や政府機関などがサイバー攻撃を受けることに不安があるか」との質問には、85・7%が「不安」「どちらかといえば不安」と答えた。

 調査は7月上旬に面接方式で行われ、全国の20歳以上の1722人が回答した。回収率は57・4%。(田嶋慶彦)