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 札幌市の円山動物園は30日、マサイキリンの「ナナコ」(メス、11歳)が死んだと発表した。マサイキリンの平均寿命は20~30年といい、北大獣医学部で解剖して死因を調べる。

 同園によると30日午前7時半ごろ、ナナコが屋内の飼育場に横たわって死んでいるのを担当飼育員が見つけた。29日、胸にできた座りダコが細菌に汚染されたために抗生剤を塗ったが、食欲もあって落ち着いていた。マサイキリンは他の草食動物と同様に神経質な性質といい、夜に開園する「夜の動物園」の日だった29日もナナコの近くに来場者が近づかないようしていたという。

 ナナコは10月にオープン予定の「アフリカゾーン」に移動させる予定で、春ごろから移動用のおりを飼育場に取り付けていた。最近は移動用のおりの中でもえさを食べるなど慣れてきた様子だったという。

 同園では7月末にマレーグマのメス「ウッチー」がオスに攻撃されて死んだほか、今月23日にはグラントシマウマのオス「飛馬」がアフリカゾーンへの移動中に死んでいる。同園は「ウッチー」の事故死について市動物管理センターから改善勧告をうけ、改善計画を作ったばかりだった。(円山史)