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 2020年東京五輪のエンブレム使用を大会組織委員会が取りやめた事態を受け、群馬県太田市の清水聖義市長と幹部職員が1日、来年秋に開設される市立美術館・図書館のロゴについて協議した。五輪エンブレムと同じく佐野研二郎氏が手がけたデザインで、他人の作品に似ているといった意見がメールなどで市に寄せられていた。清水市長は「とても良いデザインなので、変えない」と述べ、商標登録する方針を確認した。

 市は美術館と図書館を併設する新施設の愛称を「おおたBITO」と決め、設計を発注する際、東京の設計事務所にロゴの作成も委託した。佐野氏はこの事務所に依頼され、下請けの形でロゴのデザインを担当したという。

 市によると、ホームページでロゴを公表した今年夏以降、米国やインドネシアに類似のデザインがあるといった指摘がメールやソーシャルメディア経由で寄せられるようになった。五輪エンブレムをめぐる騒動も大きくなり、元請けの設計事務所に意見を求めたところ、「佐野さんは模倣などしない」と返答されたという。

 市は今月、弁理士に依頼して類似のデザインが登録されていないかどうかを調べ、問題がなければロゴを正式に採用する。バッグやTシャツのデザインに利用し、おおたBITO内のミュージアムショップで販売する計画だ。