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 中東、アジアの紛争地域から欧州に逃れる人々の中継地となったハンガリーの首都ブダペストの東駅で、入構を阻まれた約3千人が駅舎外を埋め尽くす異常事態が起きている。入り口に二、三重の人垣を作って立ちはだかる警官らに対し、難民、移民らはあくまでもドイツなどに向かう列車への乗車を目指す構えだ。

 ハンガリー当局は1日から突然、国際電車の発着駅である東駅から難民、移民らを排除し始めた。一方で、駅前には2日も南部国境から入国して西欧行きを目指す人々が次々と到着。混乱は増すばかりだ。

 今年、ギリシャに上陸し、バルカン半島を北上してハンガリーに入った人々は15万人以上。膨大な数に収容が追いつかず、大半が列車などで難民受け入れ態勢の整ったドイツなどに向かっていた。ムハンマドと名乗るダマスカス出身のシリア人男性(23)は「ハンガリー政府は我々を難民と見なしておらず、ここにはいられない。どんなことがあろうとドイツに行く」と話した。(ブダペスト=喜田尚)

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