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 絶滅が心配されている国の特別天然記念物ライチョウのひなの人工飼育に取り組む上野動物園(東京都台東区)は6日、雌のひな2羽が死に、6月に孵化(ふか)した5羽が全滅したと発表した。同園では、8月末から今月4日にかけて計3羽が相次いで死んでいた。病原性細菌などは見つかっておらず、今後も原因を調べる。

 同園によると、2羽は8月末から食欲がなく、5日夜と6日朝にそれぞれ動物病院で死んだ。解剖の結果、2羽とも内臓に出血がみられたが、死因は不明という。ライチョウの人工飼育は環境省の事業。生息地の乗鞍岳(長野・岐阜県)で卵10個を採取し、上野動物園と富山市ファミリーパークに運んだ。富山では4羽が孵化し、現在は雄3羽を飼育している。