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 川崎市幸区の老人ホームで昨年11~12月、入所していた80~90代の男女3人が相次いでベランダから転落死した問題で、運営会社の幹部が6日、報道陣の取材に応じ、「亡くなられた方がいることは、会社として大変、残念に思っている。こうした事故が二度と起きないよう、再発防止に取り組んでいく」と述べた。

 この施設は「Sアミーユ川崎幸町」。運営する「積和サポートシステム」(東京都中央区)の中坪良太郎本部長によると、2人は4階から、残る1人は6階から転落。いずれも未明の時間帯に当直の職員が発見した。ベランダの手すりの高さは約120センチだった。

 当時は80の個室がほぼ満室。夜勤には原則として3人が就いていたが、現在は1人増やして対応しているという。中坪本部長は「入所者の疾患や症状に合わせた対策を講じていかなければならない」と話した。

 一方、厚生労働省は7日にも、施設を指導・監督する川崎市から当時の状況や施設の介護体制や対応を確認する方針。神奈川県警も経緯に不審な点がないか、慎重に調べている。