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 トルコの海岸に遺体が打ち上げられ、シリア難民を巡る世界的な議論のきっかけになったアイラン・クルディ君(3)の最期の様子を親族が明らかにした。アイラン君の叔母が住むカナダでは5日、市民約200人が集まり、国際社会が難民問題に取り組むよう訴えた。

 バンクーバー市内の大学施設で開かれた集会で、アイラン君の叔母ティマ・クルディさん(44)は「アイランたちは食べ物も十分になく、おもちゃで遊ぶことも出来なかった。生まれた時からつらい生涯だった」と言葉を詰まらせた。

 ティマさんの夫ロッコ・ロゴッツォさん(50)によると、一家で唯一生き残った父親のアブドゥラさんから電話があったのは2日昼だった。アブドゥラさんによると、一家はトルコからギリシャに密航しようと、約20人の難民とボートに乗り込んだ。海は穏やかで、30分程度で着くはずだったという。カナダの地元紙によれば、目指したのは約5キロ離れたギリシャの島だった。

 しかし、途中で大きな波が襲い、ボートが転覆。アブドゥラさんは水の中で必死に子どもたちを両脇に抱えた。ロッコさんによるとアブドゥラさんは「右腕にアイラン、左腕に(兄で5歳の)ガリブを抱え、何とか水の上に浮こうとした。でも、しばらくすると、腕の中でガリブが目を閉じていることに気づいた。やがてアイランも目を閉じた。子どもたちを一人ずつ海の中で手放さなければならなかった」と話したという。気づくと、妻も海に消えていたという。

 20年以上前にカナダに移民し…

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