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言語の狭間で:下

 3日、大阪府門真市の市立砂子小学校。1年生7人が本来の教室から離れて中国語の指導を受けていた。

 教えるのは大阪大の中国人留学生、田慧昕(デンフィシン)さん(25)。「プールに行って楽しかったです」。児童が日本語で書いた「夏休みの思い出」を田さんが一緒に中国語に訳し、それを児童らが全員の前で発表する。

 自信をつけさせるためだが、前に出るのをためらい、小声になってしまう女の子もいた。「日本語は大声で話せるのに、まだ集団の中で中国語を話すことを恥ずかしがっている」と、授業を担当する永田耕平教諭(29)は話した。

 同校に通う児童の2割近くが中国籍など中国にルーツがある。日本語指導に加え、週に1回、こうした中国語の指導をするのはなぜか。同校の母語指導を支援する大阪大大学院の真嶋潤子教授(日本語教育学)は「日本で生活するうちに母語が弱まり、日本語だけが上達すると、『自分は何人(なにじん)なのか』とアイデンティティーが揺らいでしまう」と説明する。

 同校の中国籍の子は日本生まれ…

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