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伊集院静(作家)

 夏目漱石と正岡子規の間に、或(あ)る種の友情がかよっていたことは知られている。二人がもっとも長くともに過ごしたのは、漱石が子規の故郷である四国、松山の中学校に英語教師として赴任した折、日清戦争の従軍記者として中国に渡り、帰国の船内で大喀血(かっけつ)した子規が静養のために帰省し、漱石の下宿に転がり込み、五十二日間の同居である。この下宿の一軒家を“愚陀仏庵”と子規は命名した。

 この折の二人の暮らしぶりと子規の印象を漱石は雑誌『ホトトギス』に談話のかたちで語っている。(明治四十一年九月一日号)

 “正岡の食意地の張った話か。…

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