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 川崎市幸区の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で昨年11~12月、80~90代の男女3人が相次いでベランダから転落死した問題で、指導・監督する立場の川崎市は7日に会見を開き、「3件が短期間に起きていて、非常に不自然だと捉えている」と説明した。施設側に改めて原因究明と再発防止を求めるという。

 市によると、昨年11月4日に男性(当時87)が、12月9日には女性(当時86)が、ともに4階から転落。12月31日には女性(当時96)が6階から転落した。いずれも未明の時間帯で、敷地内の裏庭に倒れているのを当直の職員が見つけた。3人とも介護が必要だったという。

 また市は同じ施設で最近起きた問題についても明らかにした。今年5月、入所者の女性(当時85)の家族から、「虐待を受けた」との訴えがあり、監査の結果、職員4人が「死ね」と暴言を吐いたり、頭をたたいたりしていたことがわかったという。市は8月に施設側に改善を求めた。

 また3月には、1人で入浴していた男性(当時83)が死亡。5月には入所者から現金を盗んだ疑いで男性職員が逮捕され、懲戒解雇になったという。