【動画】鬼怒川の氾濫で冠水した茨城県常総市付近=川島善昭、長島一浩撮影
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 台風18号の通過にともない、9日夜から10日にかけて北関東を中心に記録的な大雨が降った。

 茨城県では西部を中心に河川の堤防決壊や越水が起きた。

 茨城県警常総署によると、10日午前11時現在、常総市内を流れる鬼怒川が氾濫した影響で、冠水した常総市若宮戸地区を中心に、民家の塀や車の中に取り残されている人たちからの救助要請が数十件相次いでいるという。

 この地区に住む女性は「朝8時くらいから床上浸水が始まり、ひざ下まで水が来ている」。午前9時半現在、ほかの家族と2階に避難している状態といい「助けはいつ来るのか」と不安そうに話した。

 川から1キロ離れた小学校講師の小谷浩子さん(68)宅も浸水。午前10時現在、玄関まで水が来て、なお水かさが増えているという。午前2時くらいから、無線で避難指示が出始めた。「50年近く住んでいるけど、川から水があふれたなんて初めて。家から見える範囲は一面水びたしで、道路にある車は屋根しか見えない」と話した。

 常総市小保川では、関東鉄道常総線の線路が冠水。住宅街から2キロ離れた田んぼ周辺の道路も水没し、車で逃げようにも逃げられない状況になったという。