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 1990年の東西ドイツ統一後、共産主義の象徴として旧東ベルリンから撤去され森に埋められていたレーニンの石像の頭部が10日、掘り起こされ報道陣に公開された。統一25年の節目を迎え、ベルリンのシュパンダウ城塞(じょうさい)博物館が歴史を振り返る展示の目玉にする計画だ。

 独メディアによると、東西冷戦最中の70年に旧東ベルリンの広場に建てられたレーニン像は、全体の高さが19メートルあった。掘り起こされた頭部は高さ1・7メートル、重さ3・5トン。統一後の91年に撤去されてバラバラにされ、ベルリン南東の森の中に埋められていた。

 旧東独の人々の悲喜劇を描いた独映画「グッバイ、レーニン!」(2003年)では、レーニン像が撤去されるシーンが話題となった。博物館の関係者は「独市民にとってレーニン像は旧東独時代を象徴する特別な存在だ」と話す。(ベルリン=玉川透)

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