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 12日午前5時49分ごろ、東京湾を震源とする地震があり、東京都調布市で最大の震度5弱、都内や神奈川県の横浜市、川崎市など、埼玉県南部、千葉県の浦安市など広範囲で震度4を観測した。茨城、栃木、山梨、群馬、長野、静岡県の一部でも震度3を記録した。気象庁によると、震源の深さは57キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・2と推定される。

 各地の消防によると、転倒や転落などで、都内では11人、千葉県松戸市と相模原市、さいたま市、埼玉県所沢市で各1人の計15人がけがをした。このうち東京都中野区の80代女性と松戸市の60代女性は、ベッドから落ち、それぞれ足と腕を骨折した。

 東京消防庁によると、都内ではJR八高線北八王子駅など計5カ所のエレベーターが緊急停止し、利用者が閉じ込められた。調布市や町田市など数カ所では水道管が破裂したとの情報が寄せられ、都水道局が対応に追われた。首都圏の鉄道も安全確認のため一時運転を見合わせ、遅れが出た。

 気象庁によると、東京湾はプレート(岩板)が複雑に入り組み、M5~6程度の地震も数年ごとに発生している。今回の地震は首都直下地震との直接の関係はないという。雨の影響が残る関東地方では今後2~3日、震度4程度の余震に注意が必要だという。