【動画】福岡で、大阪で、名古屋で。安保法案に反対するデモが各地で開かれた
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 安全保障関連法案に反対するデモや集会が13日、各地で開かれた。九州では学生らがSNSなどで連携して「九州一斉行動」を呼びかけた。

 福岡市・天神では同日夕、学生らが立ち上げた「フクオカユースムーブメント(FYM)」の呼びかけに約500人が参加。「安全保障法案は違憲」などと訴えながら繁華街をデモ行進した。

 熊本市でも「WDW熊本」の若者らが主催した集会とデモがあり、約400人(主催者発表)が集まった。熊本県立大4年の喜久村睦貴(むつき)さん(24)は「僕たちにはまだまだやれることがある。憲法が生きているなら辺野古も止められる」と話した。

 鹿児島市では市民団体による集会に約2千人(主催者発表)が集まり、若者たちも参加した。大学3年生の女性(21)は「おかしいと思っていることを訴えていきたい」と語った。

大阪でも若者たちが結集

 大阪市西区の四つ橋筋沿いにある靱(うつぼ)公園には、首都圏で声を上げ続ける学生グループ「SEALDs(シールズ)」と連携する「SEALDs KANSAI」など近畿6府県の11団体が呼びかけた抗議行動があった。

 「戦争法案に反対する関西大行動」と題し、関東から駆けつけたSEALDsのメンバーも参加。高校3年の女子生徒(17)がマイクを握り、「平和を守るとは、戦争に加担しないと主張すること。何か起きたとき、武力ではなく話し合いで解決しようと主張し続けることです」と語りかけると拍手がわき起こった。

 主催者の発表で約2万人(警察は未発表)が御堂筋を行進。参加した龍谷大4年の相方(あいかた)未来さん(22)=京都府宇治市=は「デモを怖い、気持ち悪いと思っている人たちに伝えたい。今からでも心に引っかかりを持ってほしい」と話していた。

 大阪市中央公会堂(同市北区)では、山口二郎・法政大教授らの講演会があった。山口氏は「1960年の新安保条約に対するデモは岸信介首相を引退に追い込んだ」と指摘。今の若者たちの抗議行動に触れて、「デモは決して無力ではなく、権力側はおびえているはず。多数派を結集することが必要だ」と訴えた。参加者はJR大阪駅近くまで行進し、「最後の最後まで戦うぞ」とシュプレヒコールを上げた。

京都

 「とめよう! 戦争法 立ち上がろう! 9・13大集会」と銘打った集会が開かれたのは、京都市東山区の円山公園音楽堂。一般の市民や大学教員らを含む約4700人(主催者発表)が参加し、「憲法9条京都の会」世話人の出口治男弁護士が「国民の理解が得られないのなら、潔く廃案にすべきだ」と訴えた。

 参加者は繁華街に繰り出し、「平和な未来を手渡そう」と声を上げて行進。両親と6歳の息子と一緒に初めてデモに加わった会社員の山本有希(ゆき)さん(31)=京都府長岡京市=は「これだけ反対の声が上がっているのに、(政権が)聞き入れずに進めてしまうのはおかしい。もっと議論を」と求めていた。

福井

 福井市では、20~30代の若手社会人らでつくる市民団体「ワップ」がSNSなどを通じ、街頭活動を呼びかけた。発起人の一人の金元友(ゆう)さん(32)=福井県永平寺町=は「福井では若者が反対の声を上げられる場所が少ない。『なんとかしなくては』と思いました。最後まで声を上げ続けたい」と話した。

 約50人が太鼓やタンバリンの音に合わせて、「今すぐ廃案!」などと訴えながら行進。長男(7)を連れていた理学療法士の寺島千春さん(36)=福井市=は「ひとり一人が意思表示することで変わってほしい」と力を込めた。

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