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藤村忠寿(HTB「水曜どうでしょう」チーフディレクター)

 「水曜どうでしょう」は、いわゆるテレビカメラではなく、家庭用のビデオカメラで撮影されています。今でこそホームビデオの性能も良くなり、テレビのロケでは普通に使われるようになりましたが、番組が始まった1996年当時は、緊急のニュース取材以外ではほとんど使われていませんでした。

 ただその年の4月に始まった日本テレビの「進め!電波少年」のユーラシア大陸ヒッチハイク横断という企画では、すべてがホームビデオで撮影されていました。今や売れっ子となった有吉弘行さんが猿岩石というコンビ名でやっていた企画です。

 カメラマンではなくディレクターがビデオ片手に同行し、臨場感たっぷりに過酷な旅を映し出す。「これはいい! 人も予算も少ないローカル局こそ採り入れるべきだ」と思ったんですが、番組スタート前にこんなことを言われました。「すべてホームビデオで撮影するのはテレビとしてはどうかと思う。必ずテレビカメラも使うように」と。しょうがなく、番組の最初と最後にアリバイ的に出演者をテレビカメラの前に立たせ、「こんばんは、水曜どうでしょうです」とあいさつさせることで、無事に番組はスタートしました。

 ホームビデオの利点はわかって…

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