[PR]

 【松尾慈子】「1億総オタク」と言われはじめたのはバブルの頃からだったか。私にとってのオタクとは、いったん何かに興味を引かれると、脇目もふらずにそれに関する知識を深めることに邁進(まいしん)する人々だと思っている(例:前回紹介した「9時にはおうちに帰りたい」の矢部)。そして、忘れてならないのが、「ツッコミ心を持っている」ことである。

 なので、本作のように細かなところで主人公に対するツッコミや、枠外に豆知識が満載されている漫画は、オタクに受ける漫画だと私には思われた。だが同じく蛇蔵が描いた、タイトル通り日本語知識満載の「日本人の知らない日本語」が累計230万部も売れているという事実は、やはり日本が総オタク化していることの証左であろうか。

 物語は工科医大理論物理学の学生で主人公の男子学生・掛田が、食堂のおばさん・飯島に恋をして、フラれるところから始まる。女子がいなさすぎてミスコンもできない工科医大。その大学の実験サークルで、掛田と独身の高科先生、彼女ナシの有栖と留学生のテレスが、「おお~」と驚くこと間違いなしの理科実験を繰り広げるのである。ページ下や柱(ページの左右の端っこ)には豆知識も満載だ。

 傷心の掛田に、高科に連れてこ…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら