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 豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、浸水した茨城県常総市で、休校していた同市内の小中学校10校のうち2校が16日、授業を再開した。街が大規模な洪水に見舞われて7日目。学びやに子どもたちの笑顔が戻ってきた。

 決壊地点から北東に約2・5キロの石下(いしげ)小学校。この日は児童485人のうち417人が登校した。通学路に立つ教員に、児童が「おはようございます」と元気にあいさつし、ハイタッチする姿もあった。

 6年生の小平帆(ほ)の佳(か)さん(11)は避難している親戚の家から車で通学した。「登下校に使う黄色い帽子が泥まみれで使えなくなって悲しい。でもみんなの声が聞けると思うと、うれしい」。6年生の小林一空(いっく)くん(12)は「自分の家は大丈夫だったから家がダメになった友達に申し訳ない。でもその分、明るく接したい」と話した。

 市教委によると、水道の復旧などが遅れている鬼怒川東部の他の8小中学校は再開の見通しが立っていないという。(永田大)