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 米航空宇宙局(NASA)は16日、2030年代の火星探査を目指して開発中の新型有人宇宙船オリオンについて、21年8月に予定していた有人試験飛行が23年4月に遅れるとの見通しを明らかにした。米メディアによると、宇宙開発予算の横ばい状態が続く中、巨額の開発費の確保が難しくなっているためという。

 NASAによると、昨年12月に打ち上げに成功したオリオンの無人試験機から得られた機体データなどをもとに、今後必要になる技術やコストなどを改めて精査した。2回の試験打ち上げを含む開発費として、新たに67・7億ドル(約8200億円)が必要になる見通しで、有人試験飛行の先延ばしが避けられない状況という。18年秋に予定する無人試験打ち上げの時期は変えないという。

 有人試験飛行では、宇宙飛行士を乗せたオリオン宇宙船が月面軌道を周回して地球に戻る行程などが検討されている。(ワシントン=小林哲

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