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 栃木県日光市は17日、記録的な豪雨の影響で、東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染土や草を詰めた「フレコンバッグ」と呼ばれる土囊(どのう)袋(容量1立方メートル)が川に流出したと発表した。少なくとも334袋が流出したとみられ、うち20袋は下流で回収したが、中身は空だった。

 保管場所周辺の空間放射線量は除染の基準値以下で、斎藤文夫市長は「線量は低く、大きな影響はないと思う」と話している。

 市によると、鬼怒川支流の川岸にある「小百川桜公園」で558袋を保管。遮水シートと盛り土で覆っていたが、増水で護岸が削られ、流出したとみられる。近くで保管していた132袋の一部も、土砂崩れで斜面に転がった。

 保管場所周辺の現在の空間放射線量は地上1メートルで毎時0・14マイクロシーベルトで、除染基準の毎時0・23マイクロシーベルトを下回っている。