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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席が22日から訪米し、25日にオバマ大統領と会談する。オバマ氏は習氏を初めて「国賓」として迎え、ホワイトハウスで晩餐(ばんさん)会も開く。だが、舞台裏で両国の対立は激しさを増す。その最前線のひとつが、陸海空と宇宙に続く「第5の戦場」、サイバー空間での攻防だ。

 米海兵隊に所属する30代の男性職員が6月中旬、ワシントン郊外にある国防総省のオフィスで電子メールをチェックしていると、見慣れぬ差出人から一通のメールが届いていることに気づいた。

 「政府職員の個人情報が流出するサイバー事件が起きた」。公務員の情報を管理する人事管理局からだった。謝罪の言葉に加え、漏れた情報を悪用したなりすましなどの「二次被害」に備え、100万ドル(約1億2千万円)の保険をかけているとの説明だった。

 深刻なのは、機密に接する政府職員に提出が求められている身上書の情報が、漏れた恐れがあることだ。税金や年金などを管理する社会保障番号、薬物の使用歴、好む酒の種類、国外への渡航歴や外国人との交友関係――。何者かに奪われた情報は広範だ。例えば社会保障番号は本人確認のために広く使われており、身分をかたるなど、悪用される恐れがある。

 少なくとも2150万人の政府…

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