1940~60年代にかけ、ヤンキースの黄金時代を支えた名捕手ヨギ・ベラさんが22日、90歳で亡くなった。23日のトロントでのブルージェイズ戦は、試合前に黙禱(もくとう)が捧げられ、ヤンキースのユニホームの左袖には、ベラさんの永久欠番「8」が付けられた。

 現役時代の身長は、約170センチ。攻守で闘争心をむき出しにプレーした。有名なのが悪球打ち。顔付近の球を外野席まで運び、球場を沸かせたといわれている。メジャー昇格4年目の49年から10年連続で20本塁打以上。捕手としては、148試合連続無失策の当時の大リーグ記録を持つ。

 46年に21歳でデビューして以来、18年間ヤンキースでプレー、51、54、55年にシーズンMVP。ずんぐりした体形と親しみやすい笑顔で人気を集めた。独特の表現で人生の真理を語った「ヨギイズム」は、野球の枠を超え、今も名言として語り継がれている。いわく、「(試合は)終わるまでわからない」「決断をためらって止まるより、行動しろ」。

 19年間の通算成績は、打率2割8分5厘、358本塁打、1430打点。10度のワールドシリーズ制覇を経験。ルース、ゲーリッグらと並ぶ伝説的存在として、創設100年以上の名門チームの歴史を作り上げてきた。(村上尚史)