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 静岡市の水道工事事業で、工事業者が民家の庭先の水道に無断でホースをつなぎ、付近の道路の清掃などに水を使っていたことが、市への取材でわかった。市は民家の住人に謝罪するとともに、業者への処分などを検討するという。

 市上下水道局によると、無断使用があったのは8月下旬。同市葵区平和町1丁目で、地下の給水管を交換する作業をしていた市内の業者が近くの民家の敷地内を通る水道管から無断で水を出し、道路を掘った際に出た泥などを洗い流すのに使っていたという。住人から通報を受けた同局が業者に確認し、発覚した。

 無断使用した水の量は約1千リットルとみられ、料金換算で200~300円程度。市の事情聴取に対して業者は「(庭の水道と現場とが)目と鼻の先だったので、ついやってしまった」と話しているという。

 市は2010年度から市内全域で、鉛製の給水管を交換する工事をしていて、今年度も計約1千件の工事を予定。上下水道局の担当者は「工事に使う水は業者があらかじめ準備するもので、こうした問題が発覚したのは今回が初めて。再発防止のための指導を徹底したい」と話している。(高橋淳)