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 2千年の歴史があるとされる「唐戸山(からとやま)神事相撲」が25日、羽咋市で開かれた。相撲好きだった羽咋神社の祭神、磐衝(いわつく)別命(わけのみこと)の命日に毎年開かれる。市内の邑知潟を境に、南の加賀・越中方面を上山(かみやま)、北の能登方面を下山(しもやま)と分け、双方の出身力士が同市南中央町の唐戸山相撲場で二番勝負をする。結びに取る力士は「大関」の位を得る。

 県内では江戸時代から神事と結びついた草相撲が盛んだったが、現在残るのは三つほど。唐戸山は化粧まわしを着けた土俵入りや相撲甚句、かがり火をたきながら相撲を取るなど古式を残しており、今年2月には県無形民俗文化財に指定された。

 今年の神事相撲は、子どもたちの出る協賛相撲を含め約100人が出場。大関に選ばれたかほく市の会社員、今本一之さん(48)は「これからも精進して頑張ります」。穴水町出身の会社員、浜崎光寿さん(41)は「まさか大関を取るとは思ってもなかった」と話した。(井上秀樹)