王仲殊さん(ワン・チョンシュー=元中国社会科学院考古研究所長)が24日、病気で死去、89歳。同研究所によると、公葬は行わないという。

 中国考古学界の第一人者。邪馬台国の謎を解く鍵と考えられる「三角縁神獣鏡」について、渡日中国人が日本で製造したという独自の説を発表した。浙江省寧波の出身で、北京大歴史学科を卒業と同時に同研究所での研究生活に入った。専門は中国漢唐考古学だが、古代の日中交流史の研究に力を注ぎ、日本での講演活動も多かった。1996年には福岡市などが設けた「福岡アジア文化賞」の大賞を受賞した。