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 今春の統一地方選で初当選した女性議員560人に朝日新聞がアンケートしたところ、回答した人の86%が「女性であることが選挙にプラス」、72%が「議員活動にプラス」と感じていることがわかった。地方議員の大半を男性が占める中、女性の「強み」を前向きにとらえる意識が浮かんだ。一方、直面したハードルとして3分の1の人が「家事・育児」を挙げた。

 「お疲れ様です」。9月25日夜、東京・武蔵野市のJR三鷹駅前。同市議の笹岡裕子さん(29)=無所属=が小雨の中、「子育てに優しい武蔵野を!」と書かれたビラを道行く人に手渡していた。一人の女性が「がんばってる?」と声をかけてきた。「支援者の顔が見えた」と手応えを感じる。

 大学卒業後、大手商社に勤務。出産を経て、東京電力福島第一原発事故を機に出身の武蔵野で政治を志した。組織も、団体の支援もなかったが初当選した。

 市民団体から「ママ議員」代表として意見を求められたり、「ママ友」のつながりで、子どもの遊び場整備の署名運動をしたいという母親が相談に来たりと、独自のネットワークを築く。フェイスブック(FB)の閲覧数が3万を超えることもある。

 「ポスターで当選した」「若いからちやほやされている」と、男女を問わず同僚議員らから言われることがある。だが、笹岡さんは「普通の若い女性が議員になったことが自分の強みだ」と前向きだ。

 女性議員の「強み」とは――。今回のアンケートで「女性でよかったこと」を複数回答で尋ねたところ、「親しみやすいと思われる」(71%)、「名前や顔を覚えてもらいやすい・目立つ」(42%)が上位だった。

 一方、女性議員に立ちはだかることの多い家事や育児との両立を、自らの工夫で乗り切る人もいる。

 千葉県市川市議の片岡恭子さん(36)=同=は早朝や深夜、自宅の電話や携帯を親しい人以外からは基本的に着信しない設定にし、夜の宴席も月数回しか出ない。「宴席で顔を売るのは男社会のルール。私に期待してくれる子育て世代の声は宴席では聞けない」。選挙期間中も運動は午後5時半でやめ、8時には長女(3)と一緒に布団に入った。

 片岡さんは「時間の融通がきき…

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