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 「SMAPが『のど自慢』に」と、いちばん最初に聞いたときには、いったい、どんなことになるのか、全く想像がつきませんでした。

 メンバー5人がそろって登場した“スペシャルバージョン”「SMAPプレゼンツNHKのど自慢in山田町」が9月26日、ゴールデンタイムにオンエアされましたね。

 岩手県の山田町は、2011年の東日本大震災当時、甚大な被害を受け、現在も、46カ所、1700戸の仮設住宅に多くの町民の方が暮らしていらっしゃいます。

 そんな中、復興への兆しは確実に形となって現れていて、防潮堤の建設、かさ上げ工事、さらには新たに商店街が再建予定……という山田町にて行われた「のど自慢」の予選会にSMAPがサプライズで現れたのは、8月9日のことでした。

 予選会だけでなく、町民の皆さんの日常にもSMAPが関わり、心で、身体で応援した模様は、山田町の皆さんはもちろん、それ以外の地域にお住まいの多くの皆さんの心を動かしたと思います。

 震災後、多くの芸能人のみなさんが復興の手助けをするため現地を訪れていました。カメラを引き連れて行ったわけではないので、Twitterでの「〇〇くんがたくさんの支援物資を抱えて、クルマで来てくれた」「△△くんがたった一人で来て瓦礫(がれき)の撤去を手伝ってくれた」といった多くの呟(つぶや)きの中に、ジャニーズの皆さんの名前も複数ありました。

 また、長渕剛さんのように、自衛隊の皆さんを力づけるために歌ってくれた方。明石家さんまさんのように、ついに本人は何も言うことなく、偽名で多額の義援金を送った方……などなど書き出したらきりがありませんが、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)は、いまも東日本大震災の義援金について触れている数少ない番組だと思います。

 放送作家としてバラエティー番組に関わる私には、かつては義援金受付をしていた番組から、そうしたコメントが徐々に消えていった経緯はなんとなくわかります。

「もう、そろそろいいんじゃないか……」

「数字が落ちる」

「暗くなる」

といった会話が密(ひそ)かに交わされての結果だったと思います。現場だけでなく、スポンサーの意向なども働いたでしょう。もちろん、被災地のみなさんのことを忘れてしまったというわけではないのですが……。

 そんな中、「SMAP×SMAP」だけは、「まだまだ必要です」とSMAPメンバーが週替わりにコメントし、最後みんなが深々と頭を下げるのです。本当に立派だと思うし、番組としてはもちろん、これを冠番組で毎週続けるメジャーなアーティストさんはSMAPだけと言えるのではないでしょうか。

 こうしたSMAPの姿勢と取り組みを番組という形にしてくれたのが「~のど自慢in山田町」。感動のシーン、微笑(ほほえ)ましいシーンはいくつもありましたけれど、私がもっとも好きだったのは、「のど自慢」の本番で、歌っている方の後ろで木村拓哉くんがリズムをとりながら、笑顔で聴いていたことです。

 木村くんは、鐘の回数によって…

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