[PR]

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が欧米で売ったディーゼル乗用車に排ガス規制を逃れる不正ソフトを積んでいた問題で、国土交通省は日本でも不正ソフトの搭載を禁じる規制を前倒しで導入する検討に入った。もともと2018年に導入予定だったが、主要国で日本の規制が遅れている事態の解消を急ぐ。

 米環境保護局(EPA)によると、VWは試験の間だけ排ガスを低減する装置を働かせ、環境基準を満たしたかのように装う不正ソフトを積んでいた。実際に道を走るときに排出される窒素酸化物(NOx)は、米国の基準の10~40倍に上っていたとされる。

 こうした不正ソフトの使用は、米国は1990年に、欧州連合(EU)も2001年に禁じている。

 一方、日本では、東京都が11年、国内トラック大手のディーゼル車が、今回のVWと似た不正をしていると指摘した。

 メーカーは規制逃れは認めていないが、該当車のプログラムを書き換えるリコール(回収・無償修理)を実施した。国交省はこれを受け、13年から大型ディーゼル車のトラックとバスについては不正ソフトの使用を禁じたが、乗用車への禁止は見送った。「乗用車で不正が行われるとは想定していなかった」(国交省の担当者)ためという。

 政府はもともと、世界的な環境規制強化の流れにあわせるため、18年からガソリン車も含めて現行より厳しい排ガスの測定方式を導入することを決めていた。ディーゼル車への新規制もここに盛り込む計画だったが、VWの問題で、対応を迫られることになった。

 ただ、複数の関係者によると、新しい測定方式そのものの導入時期を前倒しすることは、「車両メーカーの開発スケジュールからすると難しい」という。

 このため、現行の測定方式の枠…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら