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 非常に強い台風21号は28日、沖縄の南の海上を西に通過した。一時暴風域に入った与那国島(沖縄県与那国町)では、1957年の観測開始以来最大で、全国の観測史上4番目となる81・1メートルの最大瞬間風速を記録。島内は全1千戸がほぼ停電状態となった。

 気象庁によると、台風の中心は28日午後9時現在、台湾付近にあり、中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。台風の影響で、石垣島(同県石垣市)や台湾を発着する空の便に欠航が相次いだ。

 沖縄県防災危機管理課によると午後7時半現在、NTTの回線トラブルで与那国町とは固定電話、携帯電話、インターネットがつながりにくい状況にある。町役場も電話が通じないため、町職員と近隣住宅の電話を使って連絡を取り合っているという。風がある程度弱くなるまで被害状況の調査は難しいとしている。

 沖縄電力によると、同日午後8時現在、石垣島や与那国島などで計3900戸が停電している。与那国島はほぼ全島が停電している状態。営業所の従業員も外出できないほどの暴風雨のため、詳しい被害状況は把握できていないという。