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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)イングランド大会で、24年ぶりの日本代表勝利に貢献したFB五郎丸歩(ごろうまるあゆむ)選手(29)が「陰の立役者」と呼ぶ、チームのメンタルコーチがいる。プレースキック前に独特の動きをする「ルーティン(決まり事)」を一緒に作りあげた荒木香織・兵庫県立大学准教授(42)。重圧下でもプレーに集中できるよう支えてきた。

 楕円(だえん)球をセットした五郎丸選手が後ろに3歩、さらに左へ2歩。下から上へ押し上げるように右手を振り、祈るように両手を組み合わせた後、8歩かけて蹴り上げる。この一連の動きについて、荒木さんは「私が考案したわけではない。ゴロウさんがもともとやっていた動きを感覚ではなく、言葉で何をするかを決めて精度を高めてきた」と説明する。

 米国の大学院でスポーツ心理学を学んだ荒木さんは2012年夏、日本代表のメンタルコーチに就任した。エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチからは、重圧下などでもキックの成功率を高めることも求められた。

 五郎丸選手が当時参考にしてい…

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