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 住んでくれたら、通勤で使う特急料金を補助します。そんな自治体が各地に現れ始めた。狙いは人口増。都心からは少し遠い街だけど、「特急を使えば快適」と誘う。

 太平洋に面した房総半島の千葉県いすみ市。海水浴と漁港で知られるこの街は、市内に転居した人にJR外房線の特急料金を補助している。東京都内や千葉市などへ定期券で通勤する人が対象で、1人あたり最大月1万円が出る。

 いすみ市にある大原駅から東京駅へは特急で約70分、千葉市の蘇我駅へは約40分で、普通列車の半分の時間で着く。混雑とは無縁の快適なシートに揺られて通勤できるのも魅力だ。一般的な企業では通勤手当で特急料金は出ない。定期券の特急料金は2万1600円(1カ月)で、その半分近くを市が補助する。

 市の人口は約4万人で、10年間で3千人減った。東京からは約80キロ。海や山など豊かな自然に囲まれ、都心から観光で訪れる人も多い。だが、住むとなると「遠い」と敬遠されがちだ。市企画政策課の市原正一さんは「特急なら東京も通勤圏。この施策で人口を増やしたい」と言い、観光客が集まる漁港の朝市などでPRしている。

 九州の佐賀市も今年度から特急通勤を補助している。特急ならJR佐賀駅から福岡市の博多駅まで約40分。市は月額料金とほぼ同額の1万5千円を出す。対象は大学を出て就職する若者などで、市内に残ったまま福岡まで通ってもらおうという狙いだ。佐賀市は「経済的な負担が軽くなれば、慣れ親しんだ佐賀に残ろうという若者も増えるのでは」と期待する。

■狙いは人口増 効果は…

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