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 せきなどの症状が出た後に原因不明のまひを起こす子どもが相次いでいることを受け、日本小児感染症学会は31日、緊急報告会を開いた。国立感染症研究所(感染研)の室長は「情報共有が重要」とし、原因を解明するためにも、似た症状の患者が見つかった場合は、血液や髄液などの凍結保存を呼びかけた。

 緊急報告会は、福島市での学術集会に先駆けて行われた。感染研感染症疫学センターの多屋馨子室長は、25日までの調査で21都府県の患者47人(生後1カ月~11歳)が報告され、一部から「エンテロウイルスD68」が検出されたと説明。このウイルスとの関連を調べるとともに、原因と決めつけずに検討する必要があると述べた。

 国立病院機構呉医療センターの医師は2013年10月に入院し、両足にまひが出た5歳の女児の気管からエンテロウイルスD68が検出されたと発表した。