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 マラソン大会で走りながら景勝地を見たり、大会前後に名所を回ったりする「ランツーリズム」が、新たな旅のスタイルとして注目を集めている。その経済効果への期待から、各地で大会の新設が相次ぐ。一方で、過当競争にもなりつつあり、差異化の工夫や外国人観光客の取り込みが重要だという指摘もある。

 8日の「福岡マラソン2015」に参加し、完走した北海道釧路市の船木聡さん(68)、英子さん(64)夫妻。学生時代に陸上部員だった聡さんはもともとマラソンが趣味だったが、聡さんの定年後、英子さんも一緒に走るようになった。

 夫婦で国内外の大会に出ては、レースの前日か翌日に必ず観光する。ホノルルマラソン(米国)では前日にダイヤモンドヘッドに登り、当日はその風景を堪能しながら走った。NAHAマラソン(沖縄県)では沿道の住民の声援に感激。差し出されるシークワーサーや黒糖を味わい、レース後には首里城を見に行った。

 記録にはこだわらない。「地元の人と触れあい、名所旧跡をめぐるのが楽しみ。今回は太宰府天満宮に行きたい」

 福岡市の会社員今井延明さん(43)は8月、地元のランニングクラブ主催のマラソンツアーで「五島列島夕やけマラソン」(長崎県五島市)に参加した。マラソン歴4年。1年半前に福岡に転勤し、走る仲間を増やしたかった。「夕やけを見ながら走り、夜は地元の魚や酒を参加者と楽しみ、充実していた」。1泊2日のツアーの2日目は教会など市内の名所を訪れた。

 同行する指導者に助言を受けながら走れる点にも魅力を感じたという。「一緒に走る仲間もできた。ツアーに参加したことで走る楽しみを知り、続けている人も多い」と話す。

 笹川スポーツ財団の推計では、…

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