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 宮崎市中心部で10月28日、歩道を暴走した軽乗用車にはねられて2人が死亡、4人が重軽傷を負った事故で、この車によく似た軽乗用車が事故の30分ほど前、現場から約15キロ離れた国道で立ち往生していたことが31日、目撃者の話でわかった。目撃者の男性は事故当日夜、テレビで事故を起こした車を見て、宮崎県警に情報提供したという。

 目撃した男性(69)によると、事故の20~30分前、同市高岡町飯田の国道10号で、軽乗用車が中央線にまたがって停止し、大きなエンジン音を出していたという。近寄って運転席の扉を開けると、高齢の男性がギアをニュートラルにしたままアクセルを踏み込んでいた。声をかけたが反応はなく、その後急発進して、宮崎市中心部の方向に走り去ったという。

 この場所は、歩道を暴走した鹿児島県日置市の無職男性(73)の自宅から宮崎市中心部に向かう途中にあたる。捜査関係者によると、無職男性は主に一般道を通って宮崎市に来た可能性が高いという。自宅から市中心部にまっすぐ向かうと3時間ほどの距離だが、今回は7時間ほどかかっていたことも判明している。

 無職男性は認知症での入院歴があることが分かっており、県警は事故との関連を慎重に調べるとともに、自宅を出てからの足取りを詳しく調べている。